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密輸で海を越えてきた梅の木
今から25年位前の事、元気だったダンナさまの ”梅の木を庭に植えたい” の一言で日本滞在中に 一宮の親戚が案内してくれたのが稲沢にある大きな植木屋さん。
カナダに持って帰りたいと聞いた店の主、1.6 m はある大きな梅の木をスーツケースに入る60 cm にバッサリと切り落とし、根の土もバラバラと払い落してしまった!!
そしてそれは違反なのを承知の上で こっそり密輸してきました。
それはまだ 911 の大惨事が起きる前の 古き良き時代・・・空港のXRay 検査ではっきりと画面に映し出されたのを 見て見ぬ振りをしてくれた天使の中部空港検査官さまのお陰です。
あんなに死ぬほどひどい重傷を負った梅の苗木が この極寒のカナダでよくぞここまで育ってくれたものです。
梅の種類名も聞いたけれど 今では記憶にありません。
気に食わぬ年は花もチョロチョロで こんなに見事に咲いくれた事は記憶にありませんが今年は半プロの人がカットして下さったのか 桜のようにキレイに満開しました。
その梅が満開でさわやかな香りを楽しんでる最中の4月21日雪が降りました。 4月に雪が降るなんてとても珍しい・・・・それが起こってしまったのです。
この運の悪さよ・・・・・
キレイに咲いた梅 4月20日 梅の香りは・・・新鮮でソフトで最高でした。
満開中の梅に雪が積もってしまった4月21日
いろいろあって今日は5月29日 梅の実は探さないと見つかりません。 見つかった実は既に虫に刺されてます。
梅の実が出来ても 梅干しを作れる腕も気もなく 枝を剪定して下さった人にどうぞもらって下さいと言ってあるのですが あんなに素晴らしく咲いたのだからせめて1,000個のお花に1つでも実がなってほしい・・・と感じましたが それもムリのようです。